結婚指輪には雑菌がいっぱい?つけっぱなしでも大丈夫?
結婚指輪のつけっぱなしはお勧めできない
結婚指輪は、2人の愛が形になったもの。片時も外したくないという気持ちは、本当に分かります。寧ろ当然の感情です。
ただ指輪をつけっぱなしにすると、雑菌が繁殖する恐れも。下手をすれば、病気を引き起こしかねないこともあるのです。
常在菌の存在
そもそも手には「常在菌」と呼ばれる雑菌がいます。黄色ブドウ球菌は非常に強い毒素を持っており、体内に入ると吐き気・腹痛などの症状が。アクネ菌の場合は、体のいたるところに炎症を引き起こしかねません。ただ黄色ブドウ球菌もアクネ菌も、普段から清潔に保っていればそこまで恐れることはないでしょう。
そもそも2つとも、指輪の間にたまる菌ではありません。普段から手洗いをしっかりすれば、何も恐れることは無いのです。
病原菌…
ただ問題は、病原を持つ雑菌の存在です。例えば、あまり処理されていない食べ物を手づかみで食べたとします。食べ物には処理が施されていないため、大腸菌が潜んでいる恐れがあります。大腸菌が指輪の隙間に入り込んでしまったら、大変どころでは済みません。大腸菌は経口感染であり皮膚感染はしないものの、何らかの拍子で口の中に入ったら腹痛などの症状が出てしまいます。
もっと恐ろしいのが、ヘリコバクターピロリです。例えば結婚指輪をつけたまま、処理をされていない下水道や井戸水で手を洗ったとしましょう。すると、ヘリコバクターピロリは手についてしまいます。手を洗わない状態にいると、指輪の隙間に入り込む恐れが。もし何かのきっかけで体内に侵入すると、癌といった病気にかかる恐れもあるのです。
結婚指輪も大事だけど2人の体も大事
結婚指輪を外したくない気持ちは、本当に分かります。結婚指輪を外したくない理由は、2人の愛を確かめたいからでしょう。2人の愛を確かなものにするのならば、適宜に指輪を外すようにしましょう。手を洗う時・食べ物扱う時だけでも指輪を外せば、雑菌に悩まされることはありません。
2人の愛が確かめられるのは、健康があってこそなのです。指輪だけでなく体も大事にしてください。